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事故りました。グループライドを主催・参加するなら考えておくべきリスクと対策

2015/06/30

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グループライドのリスクを考える

グループライドのリスクを考える

ロードバイクを始める前は「たかがチャリ」と高を括っておりましたが、始めてみるとどうしてなかなか面白いじゃないですか!? 一人で乗るもよし、グループライドはなおよし。不惑にして「楽しい世界があるもんだなぁ」と悦に入ることしきりですた。ところが、そんな楽しいロードバイクのグループライドに危険な落とし穴がありました。今回はそんなお話。ちょっと長いです。

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グループライドはロードバイクの醍醐味のひとつ

グループライド(集団サイクリング)って、大まかに分けると以下の4つになるでしょうか? どれも「目的」に応じて楽しいものです。

和気あいあいとポタリング

まずはやっぱり和気あいあいと和やかなポタリング。グルメを楽しんだり、景色を楽しんだり。お散歩感覚で、走りを求める人には物足りないくらいですが、初心者でも参加しやすいのが魅力ですね。走行速度も20km/hとかでゆったりです。

ガチもOK。本格派ライド

速くなりたいとか、山上りたいとかいう人は、だいたいこっちのタイプになるのでしょう。初心者でも意欲ある人や結構なベテランさんも多くて、機材話で盛り上がるのも特徴のひとつ(^^)。走行速度はググッと上がって25km/h~30km/hくらい。

ガチトレーニング

自分はトレーニングと呼べるようなハードなサイクリングに参加したことはありませんが、こういう需要もきっとあるはず。参加するにはかなりハードルが上がりそうです。

機材オフ

これはどのグループライドでも発生するでしょうが、機材自慢? 場合によっては売買も? カメラと同じで、イイ機材は見せびらかしたくなるのが人情ってもんでしょう。実はこれが一番楽しかったりする人も多いのでは!?(僕もですけど・・・-_-;)。


参加者の「目的」と「実力」は多様

人によって実にいろいろな楽しみ方があるグループライドですが、気をつけなければいけないのが参加者によってライドの「目的」意識や「実力(走力)」そのものが大きく異なっていること。

参加者の「目的」に対する認識の違い

もともと、まったく知らない人たちが集まることが多いグループライドですから、ライドの「目的」に対する認識も、参加者のこれまでの経験(や実力)によって変わってきます。極端なケースを思い浮かべると、ライド(走る)のはずが合コンになっちゃったりなんかして!?

あと、ライド主催者の認識の違いも含まれますね。「ポタリング」という名の山岳アタックとか!? これは僕がデゲンコルプさんを誘い出すためによく使う手段だったりします(汗

いずれにせよ、ゆるいつながりでライドに誘ったり、参加するほど、ライドの目的もゆるくなるもの。だからこそ気楽でいいんですけど、振れ幅はかなり大きいですね^^;)

参加者の「実力」の違い

平地を40km/hで走ったり、ヤビツを30分台で上ったり、ホント人によって走力はさまざまです。男性・女性、年齢に関係なく、速い人は速いし、そうでない人もいっぱいいます。これは交通ルールに対する知識や道路の状況判断の良し悪しにも言えること。

ところが不思議なもので自分の実力(どれくらい走れるか、状況を的確に判断できるか)って、案外過信しがちなもの。僕なんてヤビツ45分なのに40分切れるとか思いこんじゃってますしw 大抵は間違っている自分の実力に対する自己評価が、本当の実力だと思いこんじゃう。いや、オレ、ヤビツ43分だったし、週末は1分短縮したし! とかそういう話ではありませんw


アクシデントに対してライド主催者はどう考えるべきか

長々と書いてきましたが、ここからが本題(!)。アクシデント(事故)に対して、グループライドの主催者と参加者はどう考えるべきかという問題です。まずは主催者から考えてみます。

事故はいつか必ず起こる

まず、事故は必ず起こります。一人で走っていたって何が起こるか分からないのに、グループライドという「目的」が緩く「実力」も千差万別な状況では、無傷で無事生きて帰ってこれることを喜んだほうがいいくらいです。もちろん、これは僕が感じていることで、受け止め方は人それぞれですし、どれだけ心構えしたって、起きてしまうのが事故のニクいところです。じゃぁ主催者と参加者は事故を未然に防いだり、事故未遂や起きてしまった事故に対してどう臨むべきでしょうか? とりあえず命かかってますんで、マジメな問題です。

主催者は事故を想定したさまざまなシミュレーションが不可欠

予期せぬところに起こるから事故なんだという話はさておき、それでも主催者(呼びかけ人?発起人?)は、あらゆる事態を想定しておくことが不可欠です。少なくとも、事故は起こるという前提で、できるだけ多くのことを想定して、事故のリスクを減らせるようなライドを組まないといけん(コースや速度、参加人数、休憩場所、天候などなど)です。

主催者はできる限り参加者の実力を知る

初めて会う人たちが集まるグループライドでは非常に難しいかもしれません。でも、実力の差はそのまま事故のリスクにつながります。あまりにも実力差のある人たちが集まった場合、グループライドの目的は一番下の人に合わせて、その場で変更しないといけません。慣れた人たちが多ければ、グループの空気を読んで、その場で目的変更もできるのではないでしょうか? やはり経験は大事。

主催者は連絡先を共有する

それでも起きてしまうのが事故のニク(ry・・・。起きてしまったときのために、参加者(主催者含む)の連絡先を共有することは必須です。いろいろなブログで知りました。エマージェンシー・カードというのがあるんですね。ぜひ自分でも持って、参加者にも携行させましょう。

エマージェンシー・カードの例
※氏名、家族等連絡先だけでも、ないより全然マシです!

ライドを主催したら、とにかく全員無傷で無事生きて帰すことが主催者の至上命題です。そのため、主催者にライドを楽しむヒマと心のゆとりはないかもしれません。まぁでもしょうがない。


参加者はアクシデントに対してどう考えるべきか

では、グループライドに参加するにあたって、参加者はどう考えるべきでしょう?

「楽しむ」は基本。でも危機感は持つ

事故・事故ばっかり書いていて、何だかとっても楽しくなくなってきました(汗)。グループライドは本来楽しいもの。せっかくそんな楽しい機会に参加するんですから、楽しめばいいと思うんです。ただし、「事故は必ず起こる」という危機感だけは忘れてはいけません。

あ、グループライド本来の目的というのも一応確認して、その目的と「常識(笑)」の範囲で楽しく弾けるのはアリだと思います。あぁこれは解釈の問題になっちゃう? 空気読めってことでw

無理は絶対にしない、自分を過信しない

ツラかったら、とにかく無理といいましょう。ギャグで流されることも多々ありますが、ホントにツラいときはなぜか伝わるもの。シグナルを送りましょう。問題は、ツラいかどうか判断できないとき。うまく表現できないのですが、微妙なときって結構あると思うんです。今はついていけるけど、このペースであと50kmはキツいとか。とにかく過信してはいけません。ヘタレだっていいんです。むしろ、自分は自分が思う以上にヘタレです。それで居心地が悪いと感じるようなグループは、グループが○ソです。早々に関わるのを止めましょう。


グループライドで事故を経験して思うこと

ここまで長々と書き殴ってきました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。なぜ、突然こんなことを書いたかと申しますと、自分が先導したグループライド(と言っても参加者僕と家族の2人ですけど)で事故が起きてしまったのであります。

事故の経緯を追ってみる

このブログにいつも登場するデゲンコルプさんが週末、落車して鎖骨を折りました。半年ぶり2回目というハイペースです。事故は以下の経緯で起こりました。

1カ月ぶりのヒルクライム

週末、デゲンコルプさんがまだ制覇していなかった風張峠へ行くことにしました。下北ロングライドに向けた体力づくりを兼ねて、実力を確かめたかったという曖昧な目的もありました。5月末に走って以来、実に1カ月ぶり。その間、デゲンコルプさんは一度も自転車に乗っていませんでした。

「まさか」の忘れ物発覚

武蔵五日市まで輪行して出発。「さすが」デゲンコルプさんは風張峠を「足つき」なくクリア。ダウンヒルも無事クリアし、14時ごろ遅めのランチで奥多摩湖畔ののんき屋へ。昼食後、「出発してからまだ50kmくらいだから、もう少し走りたいね。自走して帰ろう」と誘いました。それで自走で帰ることにして出発。16時に青梅に到着しました。そこでデゲンコルプさんの財布と携帯をのんき屋に忘れたことに気がつきました。

なぜそこで!? 別行動

のんき屋さんに電話したところ、17時半に閉まるとのこと。青梅からのんき屋さんまで約30km。若干の上り基調で、タイムリミットは1時間半しかありませんでした。そこで自分が取った行動が「まさか」の別行動。スタート地点から青梅に着くまで約70km、自宅まであと50km以上残っています。そんな状況にも関わらず、「自宅で落ち合う」ことにしてデゲンコルプさんを単独で送り出し、僕は奥多摩湖へ戻ることにしました。ちなみに電車で青梅から奥多摩まで戻るのは時間的にまったく間に合いませんでした。

携帯頼みで、連絡先不明

何とかのんき屋さんにたどり着き、デゲンコルプさんの財布と携帯をゲット。もうヘトヘトでのんびり青梅に戻ったのが18時半ごろ。僕の携帯に着信があり、1回目はデゲンコルプさん本人から、2回目は警察からでした。警察によると、デゲンコルプさんが車道の危険回避で歩道に入ったところ車輪を取られて電柱に激突、落車し右肩鎖骨を骨折したらしいとのことでした。そのとき、デゲンコルプさんのもとに僕の携帯番号がなく(普段、携帯を持ってると電話番号って覚えなくなるものです)、僕に連絡するまで1時間以上かかったそうでした。

事故を振り返る

以上が事故の経緯。命に今のところ別状ないのが不幸中の幸いでした(電柱に激突しヘルメットが割れたため、たんこぶができているようです)。グループライドというか、2人のサイクリングですが、ルート先導(リーダー)役と参加的立場という違いが明確です。また、たった2人の参加者のうち1人が大怪我を負うというのは、尋常ではありません。

「想定外」が「想定外」の行動を生む

今回の事故には上記で挙げた要素がたくさん溢れています。自分を含む参加者の実力の過信、事故のシミュレーション不足、連絡先共有の不徹底、危機意識の欠如という、グループライドのリーダーや主催者として気をつけるべきポイントをことごとく見落としています。そして「想定外の発生」による半パニック状態からの致命的な判断ミス=「想定外の行動」。事故を両手で招き入れるに十分な、見事なまでの流れでした。


これからグループライドを主催・参加する方へ

取りあえず、デゲンコルプさんが生きていてくれて本当に良かったのですが、事故は起こるべくして起こってしまいました。

これからグループライドを呼びかけたり、グループライドに参加したいと思う皆さま、いっぱいいると思いますし、ぜひそうしていただきたいですし、僕もいつか参加してみたいと思います。ひとつ、絶対に忘れてはいけません、事故は必ず起こります。起きてから後悔しても時すでに遅しです。

以上、長々とすみませんでした。デゲンコルプさんを介助してくれた通りすがりの方々、警察、救急救命士、病院の方々、どうもありがとうございました。

ブログ村ほかロードバイク乗りの皆さんも、どうぞくれぐれもご安全に。


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