英雄ランス・アームストロングの人間回帰。『疑惑のチャンピオン』

『疑惑のチャンピオン』を見たよ!

『疑惑のチャンピオン』を見たよ!

せっかくの週末、8月最後のウィークエンドが雨(;゚Д゚) 麻呂は天道様の無情な仕打ちにワナワナしちゃうのですが、天気は如何ともしがたいでござるorz という訳で、やることなくなったワタクシは以前観て書くのをすっかり忘れていた映画について書こうでござる。『疑惑のチャンピオン』・・・。疑惑も何も・・・真っ黒ですやん・・・(゚Д゚;)

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ランス・アームストロングの伝記的映画

2011年に現役を退いたランス・アームストロング。2012年に永久追放が決定し、翌13年に有名なオプラ・ウィンフリー・ショーでドーピングを告白。結構最近のことなんですねぇ(;´Д`)

『疑惑のチャンピオン』を今さらながらに観たよ

『疑惑のチャンピオン』は7月公開

『疑惑のチャンピオン』は7月公開

『疑惑のチャンピオン』は2年後の2015年に公開され、日本公開は今年の7月から。情報の鮮度が命のブログ(!?)としては、出遅れまくって腐らせてしまった感満載です(;´Д`) すでにご覧になった方も多いでしょうし、まだご覧になっていない方には尚更なので、あらすじやエンディングなどは大胆に割愛w でも、この映画、何を伝えたかったのかな・・・(゚Д゚;)

背景の知識があるとなお楽しめる映画

シークレット・レースは必読書!

シークレット・レースは必読書!

ワタクシ、去年からこの映画が日本で公開するのを心待ちにしてワクワクしておりまして、実際観終わった今も、「ようやく観れた」ことに対する興奮と感謝でいっぱいなのであります。『疑惑のチャンピオン』を観るにあたり、『シークレットレース』を3回読み直したし、原作であるデイヴィッド・ウォルシュ著の『Seven Deadly Sins: My Pursuit of Lance Armstrong』にも目をとおしました(読破してないけど・・・(;´Д`))。『疑惑のチャンピオン』は主役を務めたベン・フォスターが素晴らしいとの評判でしたので、ランス・アームストロングはどんな人なんだろうと、敵(悪者?)と相見えるときのようなワクワク感で理論武装しておりましたですよ。

ランス・アームストロングの人間回帰

んで、映画の終盤。ランスが永久追放を言い渡されるシーンが出てきます(後で調べて、あれがUSADAが勧告を言い渡すシーンと知りました^^;)。そのときのランスのひと言(実際そのように話したかどうかは分かりませんが)が、かなりワタクシには衝撃でありました。

I am not training because I enjoy it. I am not training because I wanna stay fit. It’s my whole…whole life. It’s what I do.

感情を詰まらせ震えながら「(自転車は)人生のすべてなんだ」と話すランス=ベン・フォスターに、(素晴らしい演技であります)「おやおや?? あれあれ??」と、振り上げた拳をどこに下ろしていいか分からないモヤモヤした感じを覚えてしまいました。『シークレットレース』や『Seven Deadly Sins』のように、彼を悪人のままにしなかった(描きたくなかった)んだなと、今になって思うワケでして、裏を返せば「bunch of amateur(※映画のセリフを抜粋)」な僕はランスに悪人でいてほしかったんだなと(;´Д`) そのほうが悲しいかな、理解しやすく納得もしやすいという・・・。

自転車ドーピング映画は他にもいっぱい(゚Д゚;)

さてさて、2013年の告白以降、自転車界のドーピングについて、実は結構いろいろな映画やドキュメンタリーがつくられているようです。そのほとんどが日本で観られ・・・ないかもしれません。

Stop at Nothing: The Lance Armstrong Story

評価が高いStop at Nothing

評価が高いStop at Nothing

こちら2014年のドキュメンタリー。俳優さんとかそういうのは一切出てきません。そしてどういう訳か、『疑惑のチャンピオン』のストーリーの流れは、『Stop at Nothing』にソックリです。まぁ映画とドキュメンタリーなので見せ方は異なりますし、何よりランス・アームストロングに対する見解が異なっている・・・ように感じます。

ちなみにIMDbという映画の格付けでは、『疑惑のチャンピオン』より高い評価に・・・(゚Д゚;)

パンターニ 海賊と呼ばれたサイクリスト

ランスから離れてしまいますが、こちらは悲劇のサイクリスト?として名高いマルコ・パンターニの映画。アームストロングとパンターニ、どうしてこうも評価に差がついてしまったのでしょう?? ちなみに、この映画も観る機会に恵まれましたです^^

■関連記事
ロードバイクの歴史でパンターニはどう評価されるのか? 「パンターニ/海賊と呼ばれたサイクリスト」

オプラ・フィンフリー|ランス・アームストロングの告白

最後に、ご覧になったことがない人はいないであろう(!?)ランス・アームストロング告白のシーン。『疑惑のチャンピオン』でも、ソックリなシーンが出てきますなw ちなみに、このときの映像をサッシャさんが翻訳してくださっています。

■サッシャさんの翻訳まとめ
@sascha348 さんによるランス・アームストロングのインタビュー翻訳

■サッシャさんのブログ
ランス・アームストロングの告白を受けて思うこと 完結編

以上、『疑惑のチャンピオン』の感想について、出遅れ感満載でお届けしました(*´ω`*) 神奈川や埼玉ではまだ公開されているようです(東京にも戻ってくるかも?)。なので、ぜひぜひ一度ご覧くださいませ~。きっと、もっとサイクルロードレースが好きになると思いますですよ^^

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コメント

  1. boriko より:

    チコすけさん、ありがとうございます!

    ありゃりゃ、カンチェさんにも何か言ったんですかねw
    僕は現役時代のランスを知りませんが、今の言動などを見聞きする限り、
    “今の”ランスは(も)とても注目を集める人物だと理解しております^^

    「ただマイヨジョーヌのためだけでなく」というのは読んだことありませんでした。
    今度ぜひとも買って読んでみようと思います(`・ω・´)ゞ

  2. チコすけ より:

    ランスはツールに勝つためだけに乗ってますからねジロもブルタエも一切関与しないでほしいのは組織ぐるみの名声のみ 他の選手への発言も最低ですからね「ただマイヨジョーヌのためだけでなく」を読んでも相当におかしいですよランスは 最近でもカンチェラーラの悪口行ってましたし

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