
ローディーたる者、大事なレースでは今まで頑張った成果をいかんなく発揮したいもの。例えば富士ヒル、例えば赤城山などなど、目標レースでひょっとしたら(とても!?)役立つ情報をこっそり教えましょう。
アキレス腱、アキレス腱をね、ちょっとプルプルさせるんですよ。そうしたら、まぁ不思議。体感強度は同じなのにパワーは上がり、心拍もより高く維持できるんですって! そんなウソのようなホントのような実験のお話です。
アキレス腱を10分プルプルさせただけでパワー上がるそうです
本日の出典はナゾロジーという福岡県の会社が運営する情報サイト。ここに、「アキレス腱を10分振動させるだけで出力が上がった」という、ローディーなら見逃すことができない記事が掲載されていたのです。
アキレス腱を10分振動させるだけで出力が上がるのかい?

ではでは、ナゾロジーの記事をもとに、どんな話か見てみましょー! 有り難いことに元の論文へのリンクを貼ってくれているので、詳しく読みたい方はそちらがお勧めです(⇒元の論文)
研究の発端は「近年の研究により、主観的運動強度(RPE)は筋紡錘(骨格筋の中にある感覚受容器)からのフィードバックに大きく影響されることが分かった。だとしたら、筋肉プルプルさせたら同じRPEでもパワー変わるんじゃね?」と閃いちゃったこと。
その仮説を確かめるべく、15人の屈強な二十歳前後の若者を集め、プルプル(筋肉への振動)の有無で中強度と高強度(※主観的な運動強度)でのパワーや心拍、外側広筋のEMG信号(筋電信号)にどんな変化が現れるか調べてみた! というのが、この実験です。
ちなみに、筋肉への振動として、介入グループは100Hzの周波数(振動幅1mm)、プラセボグループは15Hz(振動幅1mm)で、それぞれ10分間プルプルさせられました。計測はSRMのエルゴメーターを使用。詳しい計測プロトコルは論文をご覧くだされ(^ω^)
あらまぁアキレス腱をプルプルさせただけで(゚Д゚;)!
そして、その結果が非常に面白い。仮説通り、予想通りにプルプルの有無でパワーとかに変化が現れたのでありますよ(゚Д゚;)
中強度も高強度もパワー上がります

ここ(当ブログ記事)では、パワーのみを取り上げます。↑グラフにおいて、上が中強度、下が高強度になっていて、左側(Aと書いてあるほう)がプラセボ(振動無し)と介入グループ(振動有り)の実際のパワーを比較したもの。右側のグラフは介入グループとプラセボの相対的なパワー変化を示したものです。
「プラセボ」って薬とかの治療実験で使う言葉で、こういう生き物(人間)がメインの実験には使わないですかね?? 「シャム」って一般的な言葉?で通じますでしょうか??
まぁそんなことはどうでもいいやw それよりも注目すべきは結果です。見てください、振動有りのグループの上向き指向! 10分100Hzのプルプルが効果あるって出ているではありませんか!
なお、高強度の実測値においては、振動(100Hz)を入れる前と後でパワーに変化が見られません。一方、プラセボ(シャム)群は振動(15Hz)の前と後でパワーが落ちています。このことから、強い振動がプラスされたことで、本来落ちると思われていたパワーが落ちなかった(=シャム群に対してパワーが向上した)と読み解けるのだそう。
つまり・・・振動は効果あるということですよ。マジかよ、やるよ、やりますよw
大事なレース前は10分アキレス腱をプルプルしよう
アキレス腱プルプルの効果はパワーだけでなく、心拍やEMG(筋電信号)でも現れていました。この結果について反証があるかどうか見たい知りたいところではありますが、まずはこの実験をもって振動は効果あるかもしれないと推測できるようになりました。
富士ヒル前のプルプルで目標に届くかも?

ナゾロジー(と元の論文)では「脳をハックする」という視点で綴られていて、なるほど「ハックか」と思う次第(ハックってどういう意味だい(・_・;)??)。
でもロードバイクのレース(ツールとかジロとか)観てると、プロがレース中に脚をプルプルさせていることありますよね。あれ、多分同じように「脳をハックする」効果があるのかもしれません??
少なくとも、同じ主観的運動強度でパワーが上がるというのなら、大事なレース前にプルプルしない理由はありません。ウソかホントか、実際どれくらい変わるのか!? 自分で試せる時間はたっぷりあります。さぁさぁ(富士ヒルまでは)あと半年。試せるものは何でも試してまいりましょー!
以上、今年の富士ヒル、脚プルプルで目標達成できるかも!? 大事なレース前にアキレス腱を振動させるとパワーが向上するようです(゚Д゚;) なお話でした。

コメント