ロードバイクでダイエット? そんなことよりもっとご飯食べよ♪ ロードバイク界を揺るがす(かもしれない)RED-Sとは?

ローディーさんが食べないなら僕がいただきますよっと
ローディーさんが食べないなら僕がいただきますよっと

ローディーな皆さ~ん、ご飯食べてますか!? なぬ!? ダイエット中!? それ以上痩せてどうする!? ヒルクライムレースもないのに!? ご飯食べないで起こる空腹は、消費カロリーが(実は)激しいローディーの大敵! 慢性的なエネルギー不足になったら、心身共に消耗してしまうどころではありません(; ・`д・´)

と言う訳で、本日はロードバイクにおけるエネルギー不足、正確には「運動における相対的エネルギー不足(RED-S:Relative Energy Deficiency in Sport)という考え方についてご紹介です。浦和REDSちゃいまっせ(-_-;)イワンデモイイコトヲ

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運動における相対的エネルギー不足(RED-S:Relative Energy Deficiency in Sport)て何やねん?

まずは言葉の定義から。RED-S(運動における相対的エネルギー不足)って何なのもう!?

女性アスリートの三主徴(FAT)から発展したRED-S

RED-S:Relative Energy Deficiency in Sportの概念図
RED-S:Relative Energy Deficiency in Sportの概念図

RED-S(運動における相対的エネルギー不足)をひと言でまとめしまうと、言葉のとおり「エネルギー不足」。エネルギーが足りないがゆえに「体ぶっ壊れちゃうよ~」と警鐘を鳴らすための概念です。

「RED-S」は、もともとは「女性アスリートの3主徴」という、女性アスリートに特徴的な「摂食障害」「無月経」「骨粗しょう症」の原因となる「エネルギー不足(LEA:Low Energy Availability)」から発展した言葉。「エネルギー不足でさまざまな問題が起こるのは女性だけじゃないでしょう」ということで、男子も含めた「エネルギー不足」問題として、2014年にIOC(国際オリンピック委員会)から提唱されました。

RED-Sの何が問題?

RED-Sだからって何か問題でも!? そりゃぁ大有り、アリよりのアリ。何と言っても、腹が減っては戦はできぬ。肝心のレースでパフォーマンス出せないだけでなく、長期的には心病んだり、怪我したりと、良いことは何一つありません。

特に成長著しい若い世代でエネルギーが足りなかったら、身長は止まるわ生理は止まるわ、骨はもろくなるわで、ひぃぃ怖や怖や(;´Д`)

摂食障害になったアスリートの話題は、このブログでも何度か取り上げてきた次第(⇒参考記事①参考記事②)。日本の陸上やフィギュアスケートでも選手時代のツラい体験を告白した選手が何人かいたように記憶しています。

RED-S現象はFATにおける3つの症状を含め、免疫や代謝、心血管系、成長・発達などといった生理的機能への悪影響が引き起こされるため、アスリートにおける健康やパフォーマンスに影響を及ぼしますが、RED-Sは女性アスリートに限らず男性アスリートにも当てはまるとされています。

スポーツにおける相対的エネルギー不足 Relative Energy Deficiency in Sport (RED-S)

なぜRED-S現象が起こるのか!?

RED-Sなんて小難しい横文字を使うから縁遠い感じがするだけで、要は「ハラヘリ=空腹」でござるよ。では、なぜRED-Sなんて問題が起こるのか!?

“痩せなきゃ”とチラッとでも思ったことありませんか

「瘦せなきゃ」なんて思う訳ないですし
「瘦せなきゃ」なんて思う訳ないですし

それはもうシンプルにして簡単。「痩せたら速くなるよ」「パワーウェイトレシオ上がるよ」「スラっとスキニー、カッコい~」と言われたり、聞いたり、見たりしたことが一度や二度や三度や四度、あるのではありませんか!?

学生時代50kgだった人が中年になって90kgになってしまったので「痩せなきゃ」と思うのと、すでに引き締まっていてBMI的にも申し分ない人がさらに「瘦せなきゃ」と思うのは、次元がまったく違う話。

問題は、すでに十分痩せている(もしくは成長期である)にもかかわらず、さらに「痩せなきゃ」と脅迫観念に駆られること。プロの世界を筆頭にロードバイク界隈は特にこの強迫観念が凄まじいようで、どれだけ二の腕が枯れ木の枝のようになったかで今年のツールの有力候補が決まる世界です。

いやこれは誇張かもしれない(-_-;)

だがしかし、将来を担う逸材のエヴェネプールも大怪我のリハビリ中に「体重が増えるのが怖かった」と証言し、実際にリハビリ中に5kgも痩せたのは揺るぎない事実。ロードバイク界の(悪しき)風習がいまだ当たり前だからかもしれません。

While Remco Evenepoel was in rehab following his Il Lombardia crash, there were prominent press reports that his manager Patrick Lefevere had called him ‘too fat’. Evenepoel, 19 at the time, went on record to speak of his “fear of gaining weight”, and later said he had lost 5kg during his recovery period.

Why get skinny when you could get fast? Why a rebalancing of perspectives is needed in cycling

マージナルゲインを得るか、それとも

体重を減らすのは簡単に有意な差を生む方法ですから、ゴクリと生唾飲み込みたくなる気持ちも分かります。だがちょっと待って、競技人生は一瞬、でも人生は一生(; ・`д・´) マージナルゲインに残りの人生を掛ける価値はあるのか!? 愚問かもしれない、愚問であるけれど・・・

自分が低エネルギーかどうか判別する方法

エネルギーが足りているかどうか計算する方法
エネルギーが足りているかどうか計算する方法

最後に、自分が低エネルギーかどうか判別する方法をご紹介。上記の計算式でパチリパチリと計算してみください。

除脂肪体重は最近の高性能体重計なら教えてくれるでしょうか? 「エネルギー摂取量」は手計算なりご自由に、「運動によるエネルギー消費量」はワークアウト後のストラバやガーミンなどが教えてくれるでありましょう。

それらを上記の公式に当てはめて、45以上はエネルギー十分、45~30はリスク有り、30以下はRED-S現象が起こる危険有り(エネルギー不足)であります。

45kcal 以上であれば、エネルギー不足ではない状態、30kcal 未満ではエネルギー不足で危険な状態、30 ~ 45kcal ではさまざまな症状やコンディション不良が起こる状態であると言えます。

女性スポーツ促進に向けたスポーツ指導者ハンドブック

と言う訳で、「RED-S」という概念、いかがでしょうか!? もしエネルギー足りてないと思ったら要注意。僕は十分足りてるけれど、万が一のことを考えて今日もエクレア食べちゃおう(*`艸´)ムフフ

参考文献

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この記事を書いた人

ロードバイク & マウンテンバイク ブロガー

海外の最新ロードバイク&マウンテンバイク情報や、関東地方を中心に日本全国、ときたま海外をサイクリングして自転車旅ならではのグルメや景色、楽しみ方を発信中。

JBCF(実業団自転車競技)やツールドおきなわ、ほか自転車イベントにも積極的に参加中! レース・イベントに体当たり取材しています。

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