
6月なのに夏の見切り発車がひどくて暑さ対策に取り残されそう・・・その心配はいりません! ここ数年プロの選手を中心に流行りに流行りまくっている「ヒートトレーニング」をやれば暑さに強くなれるわ、VO2Maxは上がるわ、TTは速くなるわ、とにかく良いことづくめ! しかも、ほんの数回暑い環境でトレーニングするだけで効果があるというんだから、これはもうやるしかありません。えっ、日本は十分暑いからヒートトレーニング不要では? どうなんでしょうね(´_ゝ`)
Heat Training Will Make You Faster. Here’s How to Do It The Right Way
という訳で、今回ご紹介するのはクルマに撥ねられてアンバウンドをDNSしたディラン先輩の動画から。しっかりしたリサーチと内容の深さ・分かりやすさはさすがなのですが、イロモノっぽい雰囲気を感じてしまうのはナゼなのか(大変申し訳ございません(;´Д`)
ヒートトレーニングで速くなる:ヒートトレーニングの正しい取り組み方
内容はタイトルどおり、いかにヒートトレーニングがロードバイク(持久系スポーツ)のパフォーマンスに有効か、その方法とともに伝えるもの。
ヒートトレーニングについては当ブログにてGCN動画を紹介しておりまして、GCNとほぼ内容同じかな!?(⇒参考記事)
ヒートトレーニングは何でも改善します
GCNも絶賛だったけど、ディラン先輩の別視点でもヒートトレーニングは何でもござれのパフォーマンス向上デパートのよう。やらない理由が見つからないですよ??
ヒートトレーニングはパフォーマンスを上げます

ヒートトレーニングの効果効能と言えば、何と言ってもパフォーマンス向上。GCNではFTPが11%がアップしておりましたが、ディラン先輩のリサーチによればVO2Maxが8%、TTが8%、LT2のパワーも5%アップ。涼しい環境になっても効果は持続し、5~6%アップが見込めるそうな。
8%って凄いですよ?? 今のワタクシのFTPが推測273Wで、これが8%上がると・・・うほ、294W(◎_◎;)! ヤビツも30分台にタッチできちゃいそうな上がりっぷりです。
ヒートトレーニングは何でも上げます

ヒートトレーニングのさらに凄いのがコチラ。ちょっと見づらいですが、↑図はヒートトレーニングの効果効能をまとめたもの。
深部体温(安静時・運動時)は減、発汗は改善、肌の表面温度は減、血流は改善、液体バランスは改善、心拍は減、骨格筋代謝は改善、乳酸閾値は向上、筋力は増などなど、何でもよくしちゃいます。
ディラン先輩も述べてますが、怪しいセールスパーソンあるいは絵画売りが「これでもか!」と売りつけてくるような勢いでありますな。
ヒートトレーニングは低強度で
こんなに売りつけられたら、つい買ってしまいそう。ロードバイクのトレーニング商法は恐ろしいものだ(´_ゝ`) そんなヒートトレーニングですが、気を付けることは当然あって・・・
高強度は逆効果

ヒートトレーニングの諸々デパートのような効果を引き出すには、まず強度が大事。ヒートトレーニングというくらいですから、暑い環境で練習をすることになるのですが、その際、強度高めは良くてパフォーマンス微増、ダメな場合は向上なし、あるいはパフォーマンス低下になってしまうのだそう。
ディラン先輩によると、暑い環境で酷使されている上に練習でさらにこき使われて、カラダが負荷を処理できない(疲労蓄積)からではなかろうか、だそうです。ヒートトレーニングやるなら「最低30分、低強度」が鉄則ですって。
深部体温計は良いツール

30分低強度と言われても、どれくらいを目安にすれば良いか分かりません。そんなとき便利なのがCOREなどの深部体温を測れるツール。GCNも言っていたように、ディラン先輩のリサーチでも深部体温38.5℃付近を目安にすべきだそう。
38.5℃以上になっても暑熱順化の効果は高まらないので、それ以上上げる必要はないのだそうな。
日本で日中走るだけでもヒートトレーニングになるのでは?

ヒートトレーニングの話に触れる度に思うのですが、暑い日中走っているだけじゃダメなのかな?? ほら、日本、最近特に朝から夕方まで暑いじゃないですか。週末とかガッツリ昼間に乗っていれば自然とヒートトレーニングになってしまうような気がするのだが・・・。
実際、ワタクシ調子が良い(=タイムが上がる)のって9月とか10月の秋口が多い気がします。夏の間テキトーに走っていたら知らず知らずのうちに・・・ということではなかろうか??
う~ん、詳細はちょっと分かりません。テキトーライドでは強度や深部体温を管理できないので、効果効能(の有無)を測るのは難しいかも。やるなら、屋外でも屋内でも、しっかり管理した環境で実践したいものでありますな。
以上、あなたのロードバイク・パフォーマンス、何でも上げます(^ω^) 暑さ増すこの時期だからこそ始めたい「ヒートトレーニング」のすゝめ なお話でした。
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