舗装された道を自転車で行ける2,000m以上の山岳は日本全国で9個ほどあるそう。そのうちのひとつが標高2127mを誇る長野県の麦草峠(国道299号線)です。過去2回挑戦し、2回とも到達できなかったこの麦草峠。遂に、ようやく3年越しに制覇することができました!
過去2回挑戦するも失敗に終わった麦草峠アタック
2,000m超の峠をめざすは自転車乗りの宿命(`・ω・´) というワケで、そのうちのひとつ、国道で行ける2番目に高い麦草峠に挑戦したことがあったのです。
山の恐ろしさを実感! 寒さ、悪天候で断念:(;゙゚”ω゚”):
初めて麦草峠への挑戦を決行したのは、忘れもしない2015年8月末のこと。茅野まで鈍行に揺られて4時間30分、駅のホームに降り立った瞬間、あまりの寒さにワタクシが凍えてUターンしたのであります(;´Д`) いまだに我が家で語り継がれる、borikoのロードバイク黒歴史でありました(^ω^)
■麦草峠に挑戦する前に駅でUターン 獲得標高の限界に挑む! 雨の中、ロードバイクで麦草峠は越えられるか?
続いての挑戦は今年2018年4月のツールド八ヶ岳。レースなら麦草峠まで行けるだろう! と思いきや、折からの悪天候でハーフコースに短縮。2回目のチャレンジも失敗に終わったのでありました。
■2回目の挑戦はツールド八ヶ岳 大雨、極寒、ハーフコース! だがそれが良い(´_ゝ`) borikoのツール・ド・八ヶ岳2018を振り返る
3度目の正直! 麦草峠アタック
そして時は来たれり、2018年7月末! 台風一過の茅野に再び降り立った我々。いざ麦草峠に!
台風の残り雲が漂う茅野に到着
まずは茅野に行くのです。前々回は鈍行でしたが今回は特急で(^ω^) それでも約3時間の道のり・・・遠い(;´Д`)
長旅に揺られたらお腹が空いた。というワケで、茅野駅にある立ち食いそば屋さんにイン。思いのほか、というか、普通のお店以上の美味しさに魂消た(@_@;) 立ち食いそば屋さんのレベルを遥かに超えるクオリティでござる。
さすが長野県。そばに対する並々ならぬこだわりが駅の立ち食いそば屋さんからもうかがえます(; ・`д・´)
怪しかった雲が段々晴れてきた!
しっかし心配なのは天気。途中の甲府とかは土砂降りでしたからな(;´Д`) これはまたしても麦草峠断念かと思っておりましたところ・・・。
おぉ、雲は多いけど晴れ間がのぞいていて、これはイケそうな雰囲気(゚∀゚)
そして、山に入る手前でこの快晴! うひゃ~、今度こそ麦草峠に行けるぞう(*´ω`*)
淡々と長い麦草峠(・_・;)
さぁ快晴に恵まれた麦草峠アタック。どんな峠なのかと申しますと!?
茅野側から18km、6%の長丁場
ストラバのセグメントで見ると18km、6%の麦草峠(茅野側から)。茅野駅からの道程を含める(上り基調)と片道28kmありますので、なかなかの長丁場であります(;´Д`)
別荘地帯が地味にキツい
スタートしてしばらくすると別荘地帯に入ります。ここがまた、なぜか厳しい(;´Д`) カーブがやたら急で、ちょくちょく10%近くになったような。
台風の影響で枝葉が散乱していたり、道自体がガタガタ穴ぼこだらけだったりと、なかなか気が抜けません(;´Д`)
後半は緩やかになって、あらゴール(・_・;)
別荘地帯からずっと木々に覆われ眺望ゼロの麦草峠。別荘がなくなる辺りから斜度がやや緩んできて、ちょっと平坦になる箇所も。
ひょっとしてこのまま峠に着いてしまうのでは!? と思っていたら、予想がピッタリ(;´Д`) ダイナミックな景色の変化など一切なく、呆気ないほど淡々・単調に麦草峠に着いてしまいました(・_・;)
真の目的は麦草峠じゃなかった!!
お噂はかねがねでしたが、2000m級の峠越えの感動が乏しい麦草峠でありました。でも、僕たちの目的は麦草峠だけではなかった(゚∀゚)
しかしさすが2000m級の峠、めっちゃ寒いw
しっかし驚いたのは、この麦草峠、めっちゃ寒いw 「7月の真夏、しかも今年は猛暑だから大丈夫」と高を括ってウィンブレを持参しなかったワタクシ、麦草峠の頂上で大悶絶であります(;´Д`)
寒さに凍えていたとき、ちょうどデ氏が上ってきまして、「お疲れ様」を言う前に氏のウィンブレを強奪。氏、当然大激怒。またしても禍根を残す結果となってしまいました(^ω^)
麦草峠アタック本当の目的は白駒の池・・・のコケ
いいのです、ウィンブレなどは些細なこと(あ、また逆なですることを(;´Д`)。麦草峠に来た本当の目的は別にあるのです。
その目的とは白駒の池・・・に生えている苔(コケ)を見ること!
本邦初公開、なんとデゲメン氏、苔好きなんだそうですよ(゚Д゚;) この日このときまでワタクシも知りませんでしたw どおりで「麦草峠行こう」と言ったとき、珍しく反対しなかったのねん(・_・;)
苔への愛を語るデゲメン氏と
麦草峠をちょっと下ったところに白駒の池への入り口がありますでな。自転車を停めてクリートカバーをつけて、いざ苔探訪に出発! 道中、苔への愛情を語るデゲメン氏。一方のワシメン、まったくもって興味がない模様。
何気なくGRのシャッターを切っておりますと、「愛が足りない!」とテイク2、テイク3とダメだしの嵐であります(;´Д`)
そんなにも苔を愛していたとは知らなんだw 長いこと一緒にいても知らないことがあるものでございます(^ω^)
ちなみに白駒の池はこんな感じ。「池があります・・・」以外の感想が思い浮かばなかった当時の心境をしっかりバッチリ表現できたと思います(´_ゝ`)
念願の麦草峠を制覇したぞ~(゚∀゚)
というワケで、念願の麦草峠を無事制覇! 天気と寒さが命取りになる峠でありますが、それさえクリアできれば挑戦した2,000m級の峠では一番簡単だったかも!?
キャニオンも調子よく、快適にヒルクライムを楽しめた
この麦草峠アタックがオーバーホール後のキャニオンの初ライド。たま~に音鳴りしそうな気配を感じる(!)ものの、今のところ調子良くって大満足(*´ω`*) やっぱキャニオン乗り心地最高ですわ。
今まで、渋峠、乗鞍、大河原峠、大弛峠、富士山の2000m超の道をトライしてきて、ようやく3年越しに麦草峠をプラスできて、我大満足也(*´ω`*) あとは2000m級の峠って、ほかにどこがあるかしらん??
以上、オーバーホール後のキャニオンで上る初めての麦草峠!なお話でした。ほんと、噂どおりに景色が冴えないのは残念無念。ここはアタック299の通過点、ということなのでございましょう(;´Д`) いつか僕も国道299号線を踏破してみよう(*´ω`*)
コメント
Mokuさん、ありがとうございます!
はい、仰るとおり、このときは鍵や携帯、財布、カメラ、補給食、クリートカバー(いっぱいあるな(;´Д`)をウェアのポケットに入れておりました。
このときは輪行する必要がなかったのでサドル下があいていますが、普段はサドル下に輪行バッグや輪行グッズをつけていまして、ウェアも自転車もとても重いですw
あと、いつもは自転車用リュック(シマノ謹製)を背負っていることが多いです。
秋・冬になると街乗り用ジャケットや半ズボンを履いたりして、さらにポケット増やして荷物問題に対処しています。
(参照:https://www.boriko.com/weblog/archives/15660)
自転車は、何を持っていくかのせめぎ合いですね(;^_^A ツールや予備チューブ、空気入れは必須ですし、何か良い解決策があればなぁ、といつも思います(;´Д`)
はじめまして、Mokuと申します。
いつもブログ拝見してます。
ご夫婦仲良く、いろんな所に行けて楽しそうですね!
お伺いしたい事があり、コメントをしました。
キャニオンにはサドルバッグを付けてないみたいですが、ツールBOXには
工具関係を入れたとし、鍵、携帯等はポケットに入れてるんですか?
宜しくお願い致します。