
2024年と2025年、ツールドフランスを圧倒的強さで優勝したタデイ・ポガチャル先生。「GOAT(=Great of all time:史上最高)」と言われていますが、実際どれくらい凄いのか? 2025年の山岳ステージのデータを分析した論文が発表されまして、その数字が実際凄かった。なんとレース中のポガチャル先生のVO2MAX(最大酸素摂取量)を計算したところ90を余裕で超えている(だろう)ですって(゚Д゚;) きゅ、きゅ、きゅうじゅう???
VELOがポガチャル先生のGOATっぷりを紹介
本日の情報源はVELOという、インデプスな詳細レポートを掲載することで知られる「VELO」であります。
New Data Analysis Confirms Pogačar as a Physiological GOAT

記事のタイトルは「New Data Analysis Confirms Pogačar as a Physiological GOAT」。deeplによると「新たなデータ分析により、ポガチャルが生理学的GOAT(史上最強)であることを裏付ける」という訳だそう。生理学的GOATはそのままなのね。なんて訳すのが良いんでしょうか?
ちなみにVELOはサブスクリプションしないと、速攻画面がホワイトアウトしてしまうのねん。残念無念、ポガチャル先生のGOATっぷりを読みたかったのに(´;ω;`)ウッ…
ポガチャル先生のツールから推測されるVO2Maxがマックス
VELOの元ネタは、ノルウェーのモルド大学のOle Kristian Bergさんが今年の6月に提出し、11月に受理された論文です。そして、この度、特別な経路でその論文をゲットできました!
ポガチャル先生のヒルクライムは442Wです

うふふ、特別な経路とは何のことはない、VELOの画面がホワイトアウトする前にササっと論文へのリンクをクリックしただけ。早業のなせるワザですよ(〃艸〃)ムフッ
その論文が「Tour de Physiology: The Exceptional Power Outputs and V̇O₂of climbing in the Tour de France」でありまして、ポガチャルの今年のツールの記録を分析したものになります。その数値が、まぁとんでもない。
ツールで登場した6つの山岳(Plateau de Beille, Isola 2000, Col de la Couillole, Hautacam, Peyragudes, Mont Ventoux)のデータが掲載されていまして、その平均登坂パワーが驚愕の442±15W! WKGに換算すると6倍・・・なんてもんじゃない(◎_◎;) 6倍後半、7倍に達しているヒルクライム(Peyragudes)もあるではありませんか。
VO2Maxは90以上
さらにさらに、このデータからポガチャル先生のVO2Maxを計算できるそうでして、その数値が!!!
まぁ余裕で90は超えているでしょうね(´_ゝ`) (⇒原文:likely exceeded 90 mL·kg⁻¹·min⁻¹)
あら、詳しい推測値はないのね?? 論文によると、2024年のPlateau de Beilleのデータを見るに2024年時点で91~96はあっただろうと。
「過去にツールを複数優勝した人のVO2Maxは81と84(ラボ計測)で、ポガチャル先生はその人たちの記録を上回っている。それに加え、ラボでの実験でも90以上を記録した人がいるので、90以上のVO2Maxは生理学的に可能だ(=ポガチャル先生のレース中のVO2Maxが90以上であっても不思議ではない)」というのが論文の見解のようです。
GOATのデータを見て、僕らはどうすればいいの?
「レースを2時間以上残して勝者が分かる」と揶揄したのはサガン御大(⇒出典)でしたっけ? それくらい圧倒的なポガチャル先生の記録を見て、僕らはただただ「しゅごい~(◎_◎;)」と驚くばかりです。いや、驚くだけで終わってはいかんな、もっと意識高く持たなければ
まずは4倍を目指そう(´_ゝ`)

意識は高く、目標は高く、自己評価だけは雲を突き抜け、天まで届くのが僕らではありませんか? えぇ、皆さんは違う?? 違うの???
マジかよ、自分を過大評価してるの、僕だけだった。。。しょうがない、現実を見つめ直すか。。。
まずは4倍目指します(´・ω・`) eFTP(推測FTP)247Wって、ポガチャル先生のZ2にもならないのではwww
以上、ポガチャル先生の偉大さが改めて浮き彫りに! ロードバイク史上最強はパワーもVO2Maxも圧倒的でした(◎_◎;) なお話でした。

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