
ベンジとTCRという、まったくジャンルの違うロードバイクを乗り比べてお気持ちを表明したら、思った以上にXからの閲覧数が増えてしまい、本当に本当に申し訳ございません:(;゙゚”ω゚”): 中身まったくないのが恐縮なので、今日はもう少し役に立つお話をご紹介。
中国製のロードバイク、欧米系ブランドのロードバイクと遜色ない空力なのでは!? というお話です。
Cervelo S5 vs Winspace vs Quick Pro: Wind Tunnel Tested | NERO Show 155 x JOIN Cycling
ご紹介するのはNERO Cyclingという、オーストラリアから配信されるトークショー的動画。最新(?)のエアロロードバイクの風洞実験による結果が紹介されていたのです。
NERO Cyclingが3台のエアロロードをテスト
動画のタイトルは「Cervelo S5 vs Winspace vs Quick Pro: Wind Tunnel Tested | NERO Show 155 x JOIN Cycling」でありまして、邦題にするなら「Cervelo S5 vs Winspace vs Quick Pro:風洞実験の結果」という、読んで字のごとしです。
バキバキのオーストラリア(?)アクセントで、ワタクシのリスニング力ではチンプンカンプン。字幕なしでは聞き取れません(;^_^A 理解不足による間違いがあったらごめんなさいと、先にお詫び申し上げますm(_ _)m
中国製のエアロロード、善戦しているのでは?
NERO Cyclingもスクショで切り取りされるのをしっかり理解・想定しているようで、丁寧に風洞実験の結果をグラフで示してくれています。それによると・・・
ロードバイク単体はサーベロS5の圧勝だが!?

Cervelo S5と、Winspace T1600、Quick Pro ER: Oneの3台を自転車単体で比べたグラフがこちら。cdaは空力性能を表す数値で、値が高いほど空気抵抗が大きく、小さいほど空力に優れていることを表します。
違いは一目瞭然。サーベロS5が100.7に対し、Quick Pro ER: Oneは107.8、Winspace T1600は109となっていて、バイク単体で見たときのS5の空力の良さが際立ちます。
ちなみに、S5とQuick Proでどれくらいパワーに差があるか、チャッピーに聞いたところ、40km/h巡航の場合で6W、35km/hで4Wだそう。4W以上も軽く回せるようになるなら、S5は相当有利でありますな。
人が乗車した場合の違いは意外や意外

ここでテストを終わらせなかったのが素晴らしいところ。何と言っても、自転車は単体で走るものではなく、立派なお腹が自慢の僕らを乗せて走るものですからな。人が乗った状態でのcda値を比べたのがこちらです(↑)
これによると、意外や意外。あれ、S5が一番空気抵抗ある結果に(◎_◎;) よく言えばWinspace T1600と同じです。
チャッピーによれば、S5の344.7とT1600の40km/hでの差はわずか0.5Wだそう。一方、Quick Pro ER: OneとS5の差は広がって、40km/hで1.8Wほどあるそうな。
こうやって思うと、あれあれ、中国製のエアロロードバイク、とてもとても善戦しているのではないですか!?
中国製だからって何だい?
結果だけを見ると「中国製悪くないじゃない!? 欧米ブランドより手が届きやすいし!」と、興味が湧いてくるものです。ただ、その一方で、「単にコピーしただけなんじゃないか」とか「安全性は大丈夫か」とか、「そもそも研究開発はやっているのか」とか「2~3年後もちゃんとブランドは存続してるの?」とかとか、いろいろな疑問と不安がよぎるのは何故だろう?
これについてはNERO Cyclingでも賛成・反対の議論を繰り広げていまして、どこに重きを置くかによって導き出される結論は変わってきそうです。次なるロードバイクで何を大切にしたいのか、少なくとも空力に関しては引けを取らない性能があることは間違いないようでありますが・・・。
きっとかつてのmade in Japanもそうだったのでしょう。新興勢力がブランドに成長するために乗り越えなければいけない壁を感じさせる、象徴的な悩ましさがありますな。
以上、空力が最も大事なエアロロードバイクで中国製はどうなの!? NERO CyclingがCervelo S5とWinspace、Quick Proの空力性能を比べてました なお話でした。最新のエアロロードバイクはベンジよりももっと楽に速く走れるのかしらね?? ベンジでいまだに驚き感動しておりますで、最新エアロに乗ったらどれくらい腰抜かすか知りたい気持ちでいっぱいです。

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