
前回、エアロロードバイクの空力比較を行ったNERO Cyclingをご紹介(⇒参考記事)したので、今回も引き続き、NERO Cyclingに関連したお話。ワタクシ、昨年(2024年暮れ)にGiant TCRを購入したのですが、その決め手になったのがNERO Cyclingの動画と、そこから関連動画で紹介されたもう1つの動画でありました。
という訳で、今回はTCR購入を後押ししてくれた動画のご紹介。これを観ればTCRがほしくなるかも!?
新型TCR、その存在理由が分からない
まず最初にご紹介するのはNERO Cyclingの動画から。公開されたのは2024年3月7日ですから、1年半以上前でありますな。
NEW Giant TCR… The Bike We Can’t Figure Out
動画のタイトルは「NEW Giant TCR… The Bike We Can’t Figure Out 」でありまして、deeplの力を借りるならば「新型Giant TCR ― 謎に包まれたバイク」となりました。
実際に動画を観ると、TCRの存在意義を問うています。というのも、Giantには軽くて速いプロペルがあって、プロもそちらを使っている。それなのに、重量と空力のアドバンテージがない、エンデュランスバイクでもないTCRはなぜ存在しているのか?と投げかけています。
なぜTCRは存在しているの?

動画の中で、Giantの中の人に「なぜTCRをつくったのか?」と尋ねたそうなのです。その質問に対し、中の人は「プロのために設計したのではなく、みんなに乗ってほしいからつくったんだよ」と答えたのだそう。
ワタクシ、それを聞いて「へぇ~」と思いましたよ。当時、ベンジの対極としてエートス購入に前のめりになっていて、サイズが合わず断念したときでした(⇒参考記事)。そんなタイミングで飛び込んできたNERO Cyclingの動画はなかなかパンチがありました。
This bike has to exist for a reason, and more than just a really good price point, more than just a nice aesthetic clean looking frame, it has to exist for a reason, that is, that people get around the way this rides.
[抄訳] このバイクが存在するには何等かの理由があるはず。価格が手頃とかフレームが美しいとか以上に、実際に乗ってみて初めて分かる存在理由があるはずなんだ。
へぇ~、どんなんだろう?と思うじゃないですか。空力がすべての現在において、TCRがなぜ存在するのか、ちょっと知りたいと思っちゃったんですねぇ(*´ω`*)
TCR購入の決め手は、TCR破壊動画でした
NERO Cyclingの動画は「TCRという選択肢もあるのか」と、関心の幅を広げてくれました。でも、それ以上に衝撃的に「TCR良いじゃん(゚∀゚)!」と思わせてくれた動画がありました。いや、これはヤバかったw
How Well Made are Giant TCR’s? (we found out)
その動画がこちら。「How Well Made are Giant TCR’s? (we found out)」というタイトルで、deepl訳「ジャイアントTCRの完成度は? (実測結果)」であります。NERO Cyclingを観ていたら、関連動画か何かで表示されたんでしたっけね。何でこの動画に行き着いたのか、ちょっと記憶にありません(;^_^A
んで、この動画、とにかく内容が凄い。なんとビックリ、TCRの新品フレームを購入し、そのまま真っ二つにして、カーボンの貼り具合や空間の有無などなどを検証してしまうのです。
オーストラリアのどこのジャイアントストアでしょうかね? 実際にストアに行き、「これからこのフレームを真っ二つにするんだよ」と店員さんに伝えています。店員さんは素(多分本当に仕込みなし)でビックリして、「保証つける?」という、謎の超親切対応。
それにも増して、「フレームはハンドメイドでたくさんの人が関わっているんだけど・・・」と付け加えたのが素晴らしかった。この店員さんの対応を観たとき、「あ、TCRにしよう」とかなり心が固まったのを覚えています。
TCRはトヨタ・クオリティ

その後、本当にTCRは無残に真っ二つにされてしまいます。造りを隅々まで精査し、層間剥離やつなぎ目の隙間などをチェック。
その結果、TCRのフレームは「トヨタ品質」ですって(◎_◎;)! 「価格の割に品質が高い」という高評価で、実際にカットした職人さんも「Pretty Good」とフレームの仕上がりに驚いています。
ちなみに、この動画にHambiniさんというエンジニアが登場するのですが、どうやら彼は界隈(オーストラリアの自転車界?)で有名な人っぽい。専門家の見地からTCRのフレームを分析し、接合部やBB付近などにシワがあったりレイヤーシフトがあったりして、「造りはイマイチ」という評価を下しています。
ただ、その評価は「自転車業界自体の製造基準が低いから」だそう。「その基準(自転車業界)に照らせば上位の仕上がり」とフォローしています。
ひと口にカーボンと言っても、造り込みにはいろいろなレベルがあるのかもしれないですね。ここら辺、詳しい人は現在のカーボン製ロードバイクをどう見ているのでしょうか!?
いずれにしても、「トヨタ品質」と言われてしまうと、「そりゃ間違いない」と思ってしまいます。この2本の動画(特にTCR真っ二つ動画)はTCR購入を力強く後押ししてくれたでありますな。
以上、私はコレでTCRを買いました(^ω^) Giant TCR購入を決定付けたYouTube動画をご紹介します! なお話でした。えぇ、YouTubeで自転車購入決めたの!? はい、そうですけど何か?(´_ゝ`) 何ならジムニーはInstagramで決めたし、株はYahoo掲示板で決めて現在-60%の損失です(^ω^)

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