LSD(ロングスローディスタンス)は親の仇! こんなに変わった、ロードバイク・冬のベーストレーニングの考え方

冬のベーストレーニング? そんなの必要ありません!
冬のベーストレーニング? そんなの必要ありません!

ロードバイク(でもマウンテンバイクでも何でも)のオフシーズンのベーストレーニングについて調べておりますと、もう「LSD(ロングスローディスタンス)」は本当に過去のものになったのね(・_・;) 「冬でもしっかりL4、L5、L6やれよ!」とトレーニングピークスさんが仰っておられる。ベースとは何だろう(;^_^A

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LSDは時間の無駄

今回参考、というか翻訳している記事は、トレーニングピークスのブログ記事「The Myth of Winter Base Training For Cyclists」であります。これまでの伝統的なベーストレーニングを真っ向から否定する清々しい記事です。

もうプロですらしないのに(笑)

よく知られているベーストレーニングは、皆さんご存じ「Low intensity training」、通称LSD(Long Slow Distance)であります。

そんなLSDなんて、アマチュア・ローディーやってる暇と時間あるのか!? プロでもそんなのしないぞ。やるだけ時間の無駄」と、トレーニングピークスさんは喝破されておられる。

but even if you’re a pro, it is a fool’s errand to devote the winter to low-intensity training in the hopes of building a stronger aerobic base. For the rest of us who are time-crunched amateur racers and enthusiasts, traditional base training is a waste of time.

[抄訳]有酸素のベースを作るために冬の練習を低強度にするなんて、プロでもしない。時間に限りがあるアマチュアなら、なおさら時間の無駄。

The Myth of Winter Base Training For Cyclists

有酸素のベースって要るんですかね?

トレーニングピークスさんが言いたいことは、何となく良く分かる。週10時間くらいしか自転車乗る時間が取れない人間が、LSDやって速くなれる訳がありません。

そもそも、そんな有酸素のベース要らないだろう!?

大磯クリテは20分かからず終わりますね
大磯クリテは20分かからず終わりますね

「そもそもそんな有酸素のベース必要なのか!?」と問いかけるトレーニングピークスさん。「どんなレースでも45分から最大3時間で終わるんじゃないのか?」と、グイグイ来るのが良い感じ。

While time-crunched athletes struggle to build a big aerobic base, the good news is that most amateur and masters racers simply don’t need one to win or be competitive in criteriums, road, cyclocross, and mountain bike races lasting 45 minutes to 3 hours.

[抄訳]有酸素のベースを作ろうとアマチュアは必死になるけど、クリテやロードレース、シクロクロス、MTBレースで表彰台ねらったりするのに、有酸素のベースなんて要らないじゃん。45分から長くても3時間で終わるんだから。

The Myth of Winter Base Training For Cyclists

確かに、日本のレースなんて1時間もあれば長いほうで、下手したら20分とか15分で終わってしまうものがほとんど。おおぅ、有酸素のベース、要らんかもしれんわ(・_・;)

ボトルネックを見つけよう

じゃぁどうすんだい、おおぅ? 冬は何をやればいいんだい!?

閾値だよ、VO2maxだよ!

冬こそ鍛えたいL4とL5
冬こそ鍛えたいL4とL5

答えは単純明快、分かりやすい。僕らがレースで脱落したり、ヒルクライムTTでタイムが出なかったりする理由と原因は、だいたいすべて閾値のパワーやVO2max以上の領域が弱いからに他なりません。

8~10時間しか、“しか!”練習できないアマチュア・ローディーでも、この領域は鍛えられるし、それをやるべきだとトレーニングピークスさんは仰っているのです。

Your limiting factors are your power at lactate threshold, your power at VO2 max, and how long you can maintain those intensity levels. All three can be improved with a lower volume (8 to 10 hours a week) and higher intensity program that includes a mixture of 8 to 20 minute lactate threshold intervals and 1 to 4 minute maximum-intensity intervals, along with some endurance and recovery rides, of course.

[抄訳]乳酸閾値やVO2maxのパワーと、その持続時間が限界を決める要素。これらは高強度のメニューを取り入れることで、練習時間が少なくても高めることができる。例えば、8~20分の閾値インターバルや1~4分の全力走、それにプラスしてL2やリカバリーライドをやればいい。

The Myth of Winter Base Training For Cyclists

冬でも高強度を! それが現代のオフシーズン・ベーストレーニング

へぇそうですかぁ。冬でも何でも、やるべき練習は変わらないのですね(・_・;)とにかく強度上げろと。

LSDという名のゆるポタもいいけど、強度上げろよ!?

それでも僕はゆるポタするぜ! なぜならベーストレーニングだからだ
それでも僕はゆるポタするぜ! なぜならベーストレーニングだからだ

こんなにも否定され(続け)ている「LSD」が、なぜいまだに根強い(?)人気なのでしょう?その理由をこれまた気持ちよくぶった切っています。曰く、「ただ自転車乗るだけのことをベーストレーニングと呼んでるだけ」。ひどいwww

But perhaps the most pernicious reason the idea of base training is still around is that it has long been the refuge for athletes who just want to ride their bikes. Base training is largely unstructured, low-intensity cruising. In an effort to escape structure after a season of interval training, athletes fall back to the comfortable and antiquated idea of base training.

[抄訳]古いベーストレーニングの考え方(LSD)がいまだに根強く残っている理由は、縛られずに自転車乗ることを正当化したいだけ。ベーストレーニングは体系的じゃなく、強度も低いもの。インターバルトレーニングのような体系的な練習に背を向けるために、ベーストレーニングという快適で時代遅れな考えを隠れ蓑にしている。

The Myth of Winter Base Training For Cyclists

LSDになんか恨みでもあるのかな(;^_^A まるで親の仇のようであります。

以上、トレーニングピークスの叫びを聞いてくれ! LSDはオフシーズンのトレーニングにならないんだぁ! なお話でした。

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この記事を書いた人

ロードバイク & マウンテンバイク ブロガー

海外の最新ロードバイク&マウンテンバイク情報や、関東地方を中心に日本全国、ときたま海外をサイクリングして自転車旅ならではのグルメや景色、楽しみ方を発信中。

JBCF(実業団自転車競技)やツールドおきなわ、ほか自転車イベントにも積極的に参加中! レース・イベントに体当たり取材しています。

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コメント

  1. boriko より:

    匿名さん、ありがとうございます。

    ところんさんの質問のフォロー(?)もいただき、ありがとうございます。
    助かりました、感謝いたしますm(_ _)m

  2. boriko より:

    ところんさん、ありがとうございます。

    ほぇ~マラソン界はもうジョギングしないんですか(◎_◎;)!
    やっぱインターバルとかですかね!?

    僕の理解力が足りず、ご質問の意味が(・・? だったのですが、その後の匿名さんからのコメントで理解しました(;^_^A
    高強度練の翌日にSSTやって、さらにその翌日に高強度やると、高強度追い込めなくなっちゃいそうですね(;´Д`)

  3. 匿名 より:

    数ヶ月単位でLSDを行うことの有害性を説いてるっぽいので、高強度の間の回復走持久走は問題ないと思います。

  4. ところん より:

    LSD不要論はマラソン界隈じゃ結構前から出てましたねえ
    有名なマラソンコーチいわく
    >ジョギングはトレーニングにならない。ジョギングするとトレーニングにならないのにリカバリーを遅らせる。だったら家で寝ている方がまし
    らしいです。

    ところで高強度と高強度の日に低強度入れるのはいいんですかね?
    それともそれもsstとか中強度にした方がいいのか

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