ロードバイク乗りがMTBに手を出そうとして最初の1台にXC(クロスカントリー)バイクを選んでしまう問題。もはやお茶の間の定番の、安心して楽しめるこのネタに、ワタクシも珍しく参加してみたいと思います。ロードバイク乗りで最初の1台にXCバイクを選んだ人間ですから、ひと言ふた言申し上げてもよいでしょう。1台目のMTBにXCバイクはやめておけ!? まったくもってその通りです(´_ゝ`)
1台目のMTBにXCバイクはやめておけ
自転車界で新しいニュースがあったか、もしくは季節的な定番テーマなのか、今年もこのテーマが盛り上がってきて、「皆さん自転車ライフを満喫しているんだなぁ」と微笑ましくも羨ましくなってきます。
何度も言うけど、1台目のMTBにXCバイクはやめておけ
ことの発端はロードバイク界で知らない人は相当モグリなIT技術者さんのツイッターから(でいいのかな?)。曰く、「ロード乗りの方が、XC買おうとしてるのだけど山遊びメインでXCやらないならトレイルバイクにしておいたほうが良いです」とのこと(⇒出典)
これを受け、同じく自転車界で知らない人はいないTKCプロダクションさんが分かりやすく記事化してくれました。タイトルは「1台目のMTBにXCバイクはやめておけ」。内容は、たとえ皆さんが異なる意見を持ち、違ったスタンスに立っていたとしても参考になるもの。短い記事ですし、ぜひお目通しいただくのが良いかと思います。
⇒リンク:1台目のMTBにXCバイクはやめておけ
1台目のMTBにXCバイクはやめておけだとぅ!?
さて、皆さん↑の記事をご一読いただけたでしょうか? ここからは最初の1台にXCをチョイスしたワタクシborikoの意見・感想を綴りたいと思います。
まったくもって賛成です/(^o^)\
結論を先に申しますと、ワタクシ、ITさんとTKCさんの意見に賛同・同意しかありません。
ロードバイクからMTBに行こうとする人、悪いことは言わない、最初の1台にXCを選ぶのはやめておこう。せめて、もう少しよくよく考えたほうがいいでしょう。
なぜ最初の1台目にXCバイクはダメなのか?
なぜ最初の1台にXCバイクはダメなのか? 最初の1台にXCバイクを買ったワタクシの経験を振り返りますと、理由は単純。山舐めたらアカン、です。
シングルトラック走る技術あるの???
ひと口に未舗装路と言っても種類がありまして、作業車が入れる砂利林道(ダブルトラック)や河川敷グラベル、登山者が歩くような車が入れない山道(シングルトラック)など、道の整備状況や道幅など、ほんと千差万別。
ITさんが言っている「山遊びメインで」は多分おそらくシングルトラックのことだと推測しますと、これ(「やめておけ」というアドバイス)は100%同意しかありません。TKCさんが書いているとおり、「いきなり怪我する可能性がとても高い」。
自転車云々の前に、シングルトラック走る技術あります?? ワシない、まったく才能のかけらもなかったw それなのに何度かトライしてその度に死ぬ思い・・・をする前に、自転車降りて押し歩きばかりでありました。
山遊び(シングルトラック)をしたいならXCは楽しめない
そこは根性で技術を習得して・・・というのだったら、なおさら最初の1台はXCではなくトレイルバイクのほうが良い(はず)です、乗ったことないから知らんけど。
「同じMTBだから」、「距離も走れるから」、「軽いから」と納得させてXCバイクを買い、「これで山道も自転車乗りまくれるぞ(゚∀゚)!」と喜び勇んで7トレや浅間嶺などなどの山道に踏み入っても怖い思いをするだけです。
せっかく来た山道で押して下る(上る)しかできないのは悲しいですし、残念です。楽しめない経験が何度も続くと、そのうち乗らなくなってしまうでありましょう。
今の自分ならグラベルバイクを選ぶと思う
スキルがなく自転車も最適化されていない状況で山遊び(シングルトラック)しようというのは、ママチャリで富士ヒル・ゴールドに挑むようなもの。あ、でも、中にはママチャリで富士ヒル・ゴールド取った人もいたんでしたっけ(うろ覚え)!? 世の中凄い人がいっぱいだ(;^_^A
どこをどう走りたいかなんて分からないのだ
でも、MTBでどんなところをどう走れるかなんて、初めての場合はぶっちゃけ分からないですよね。実際、ワタクシもまったく分からず、「XCバイクでもガチ下り以外ならどこでも行けるじゃん?」とUCI MTBワールドシリーズをYouTubeで観ながら思ったものでした。
間違いだったねぇ、激しく間違えてた(´_ゝ`)
その間違いに気付くのは、だがしかし、MTB(XCバイク)を始めた後でした。だからまぁ、多分ロードバイク乗りが「未舗装路を走りたい」と思って選ぶ最初の1台は、よっぽど走りたい場所(や、そこで走っている人や自転車)のイメージが明確な場合を除いて、往々にして「こうじゃなかった」という結論に行き着いてしまうのでありましょう。
もし今の自分がMTB買う前の自分に戻れるとしたら
でもしょうがない。想定したイメージと現実が折り重なるのは本当にレアでラッキーなこと。そもそも想定したイメージがあるのかすら怪しい状況では、なおさらです。
なので、XCバイクの使い方を激しく間違えている今の自分がMTBを買う前の自分に戻れるとしたら、きっと選択肢は違うだろうな。よっぽど「この自転車じゃなきゃ死ぬ!」とか「レース出る!」とかじゃない限りXCバイクは選ばない。選ぶならグラベルバイクになるかなぁと思うのでありました。
XCバイクが世界を広げてくれた事実は変わらない
ただ1つ、最後に申し上げたいのは、最初の1台目が世界を広げてくれたのは曲げられない・変えられない事実だということ、それがたとえ、四方八方から「やめておけ」と言われているXCバイクでも。
ロードバイクでは絶対走れない道を行き、見たこともない景色を見られたのは、ロードバイクの次なる「最初の1台」に跨ったからです。ブラーで見た浅間嶺からの景色、御荷鉾スーパー林道、コマクサ峠、東京と埼玉の県境、千葉の隧道はかけがえのない体験ですわい。
そんな体験をさせてくれたサンタクルーズブラー、XCバイクには本当に感謝しかありません。いやぁ、ほんとブラーに出会えて感謝。これからもグラベルバイクのように酷使していこうw
以上、1台目のMTBにXCバイクはやめておけ!? 最初の1台目のMTBにXCバイクを選んだロードバイク乗りが何か申し上げたいようです なお話でした。最初の1台目にXCバイクはやめておけ(´_ゝ`)
コメント
たかにぃさん、ありがとうございます。
ロードバイクでは躊躇うところも、躊躇なく走れるのはXCバイクやグラベルバイクの良いところですよね~
XCバイク買って、一番そこに感動しました。なんか、自由になった感じでw
MTBは輪行がとてもツラいので、グラベルバイクが軽くて輪行簡単なら、未舗装路向けの1台目はグラベルバイクで良いと思ったりしております。
シクロクロスの経験から写真見ると、街中でも土手斜面など走れるところ沢山あるといった感じです。道路に拘らず藪漕ぎやガレ地横断ができるのが、MTB、グラベル、シクロクロスの良いところかと。
mtb乗りさん、ありがとうございます。
ローディーがXCバイクを選んでしまう問題、ロードバイクから始めると「重量」の呪縛から逃れないのも影響しているのではと思ったり・・・。
MTBはロードバイク以上に機材スポーツで、(僕のような)ズブの素人には何がどう違うのか、まったくもって分からないのもありますし(;^_^A
近年MTBというかクロカン車も29×2.4インチ等の太目タイヤが主流ですから一概にクロカン車はやめとけ!とは言えませんが、個人的に最初に買うのなら安定感のある27.5×2.8が履けるトレイル向けハードテイルでしょうかねー。27.5×2.8ならIRCからタイヤも出て居ますし、コスト抑えて安全に安定して走り回れる上にケツの流れだしが早い為コントロール訓練にも良いですしね。