ここがダメだよ、ディスクロード m9(^Д^)プギャー、とツール4回優勝のクリス・フルームが申しております

ツールドフランス王者がdisるディスクブレーキのお話
ツールドフランス王者がdisるディスクブレーキのお話

「ディスクロードは信用できない! リムブレーキはまだまだ現役!」なリムブレーキ派に朗報! なんと、あのクリス・フルームも「ディスクロードはちょっと・・・」と仰っているのです(◎_◎;)! クリス・フルームと言えば、ツールドフランス4回優勝を誇る世界一のローディーです。そんな最強ローディーがディスクをdisるんだから間違いない・・と思うじゃないですか。

でもちょっと待って。フルームより僕のほうがディスク使用歴は長い。つまり僕のほうが先輩(*´艸`)フフ そこで、僕がこれまでの経験をもとに、フルームのディスクに対する認識を解きほぐそうと思うのです(〃艸〃)ムフッ

スポンサーリンク

クリス・フルームはディスクがお気に召さない

まずはフルームはディスクブレーキについて、何をどう語ったのか。そこから見ていかなければなりますまい。情報源はVelo Newsです。

フルームのディスクブレーキに対する感想

クリス・フルーム、ディスクブレーキをdisる
クリス・フルーム、ディスクブレーキをdisる

現在、アメリカでオフトレ中のクリス・フルーム。今季からイスラエル・スタートアップネイションでFactorのディスクブレーキ仕様に乗るようであります(前期まではピナレロのリムブレーキ)。

んで、ディスクロードに乗ること数ヵ月。どうやら、ディスクブレーキがお気に召さない様子。

Factor(のディスクブレーキ)のどんな点がお気に召さないかと申しますと・・・

ディスクブレーキはロードレースで使える域に達していない

The downside to disc brakes: The constant rubbing, the potential for mechanicals, the overheating, the discs becoming a bit warped when you’re on a descent for longer than five to ten minutes of constant braking,” Froome said. “I think the distance between the disc and the rotors is still too narrow. You’re going to get that rubbing. You’re going to get one piston that fires more than another. You’re going to get these little issues. I don’t think the pistons quite retract the way they’re meant to be, all the time. Quite often it will work in the stand when the mechanic sorts it out. Then, when you get on the road, it’s a different story.

[抄訳]ディスクのダメなところは、ずっと擦ること、メカトラのリスクがあること、オーバーヒート(による制動力の低下)、5~10分以上の長い下りでずっとブレーキかけているとディスクがゆがむこと。ディスクとローターの間隔が狭いのでは!? すぐ擦ったり、ピストンが一部だけ飛び出たりと、小さなトラブルが起こってくる。ピストンが設計通り引き込まないように感じる。メカニックが作業したときは大丈夫だけど、実走で使うとそのようにならない。

Chris Froome on disc brakes: ‘I’m not 100 percent sold on them’

要は、ダメダメということですねwww ディスクローディー涙目 m9(^Д^)プギャー

ディスクロード歴だけは長い僕がクリスに教えてやる

クリス・フルームがディスクロードを使ったのはここ数ヵ月のこと。そう思うと、彼が感じたことは「ディスクローディーあるある」と思ったり。え、そんな上から目線で物申すお前は何者? ディスクロード歴ではクリス君より長いですけど何か(´_ゝ`)<1年くらい

いいか、クリス。こう考えよう、ディスクロードは“擦る”ものなんだと

ディスクブレーキが擦るのは仕様です(´_ゝ`)
ディスクブレーキが擦るのは仕様です(´_ゝ`)

クリス・フルームに先駆けて2019年からディスクロード乗り始めたワタクシ。ディスクロード使用歴だけはクリスより先輩(´_ゝ`)。ふふ、せっかくなので先輩としてクリス君に教えて差し上げようではありませんか。

いいか、クリス。ディスクロードはな、確かに“擦る”。しかし、それは仕様なんだと、見方を変えないといけないよ!?

何もない平坦の道で突然「シャッシャッ」と擦り出すのは日常茶飯事。かと思ったら、突然鳴りやんだりして、何が引き金で音鳴りしているのか・・・見方を変えて、「擦るのが普通」と思えば、何も感じない聞こえないはず(*´ω`)

整備不足?? その可能性にはあえて触れません(´_ゝ`)

雨のあとのディスクブレーキの音鳴りは覚悟すべし
雨のあとのディスクブレーキの音鳴りは覚悟すべし

雨が降ったあとはもっとひどい。前から後ろから大合唱・・・するときもあればしないときもある。なぜだろうwww

ディスクがゆがむ? ディスクとローター(回転部)が近すぎ? それは僕には分からないけど「音鳴りはするもの」「仕様」と思い込ませることがディスクロードと上手に付き合うコツです。というか、気にしていたら発狂してしまいます(;^_^A

擦ってる音がするくらいで、引きずったりせず、ブレーキ本来の機能が維持されているならいいじゃないか。クリスも一緒に諦めよう、ディスクロードの音鳴り(´;ω;`)ウッ…

マウンテンバイクで音鳴りはほとんどしたことがない

そう思うと、クリス・フルームのディスクブレーキに対する評価は、まったくもってその通り。同意せざるを得ませんwww ハハハ…(´・ω・`)

マウンテンバイクのディスクブレーキは音鳴りしない不思議

マウンテンバイクで音鳴りを経験したことないな
マウンテンバイクで音鳴りを経験したことないな

ここでふと疑問に思ったのが、マウンテンバイクのディスクブレーキ。舗装路・未舗装路、どちらでも長い上りを下ったり、雨の中走ったり、ホイール交換したりしたことがありますが、今まで音鳴りしたことありません。

音鳴りしたときは明らかに擦ってると分かる(ホイールの回転が止まる)ので、はてさて。音鳴り(多少擦っていても)しても回転し続けるロードのホイールは不思議でござる(・_・;)

ロードとマウンテンバイクで、何がどう違うのかよく分かりませんな。ロードのディスクブレーキはまだまだ進化・改良の余地があるということでしょうか。。。

リムブレーキが淘汰されるのは時間の問題

と言う訳で、「ここがダメだよ、ディスクロード」をクリス・フルームが語るのお話でした。だがしかし、フルームは最後にこんなことを言い残しています。

まだディスクロードじゃない人、時間の問題だよ(*´艸`)フフ

フルーム曰く、「業界のめざす方向に従うのはサイクリストの宿命」だそう。リムブレーキが淘汰される日は近いと予言しています。

I accept that’s the direction the industry wants to go. We, the bike riders, are going to have to adapt and learn to use them. If you’re not on disc brakes already, it’s only a matter of time until you’re made obsolete in a way and forced onto them.

[抄訳]業界の指針に従うよ。ローディーはディスクブレーキを受け入れ、使い方に慣れないといけないんだ。まだディスクロードじゃない人も時間の問題。否応なく、ディスクロードを選ばないといけなくなる。

Chris Froome on disc brakes: ‘I’m not 100 percent sold on them’

怖い怖い(;´Д`) ディスクロードが駆逐するリムブレーキ。制動力だけで見たら、リムブレーキには戻れないとは思いますがなぁ。。。音鳴りは諦めよ(´_ゝ`) 多少擦ってもモアパワーで解決解決♪

Author|著者情報
この記事を書いた人

ロードバイク & マウンテンバイク ブロガー

海外の最新ロードバイク&マウンテンバイク情報や、関東地方を中心に日本全国、ときたま海外をサイクリングして自転車旅ならではのグルメや景色、楽しみ方を発信中。

JBCF(実業団自転車競技)やツールドおきなわ、ほか自転車イベントにも積極的に参加中! レース・イベントに体当たり取材しています。

borikoをフォローする
ロードバイク
borikoをフォローする

コメント

  1. boriko より:

    整備マニアさん、ありがとうございます。

    フルーム涙目www

    ディスクブレーキの安心感はリムとは比べ物にならないんですけどねぇ。。。

  2. 整備マニア より:

    整備不足、整備不良の自転車と一緒に坂道を下るのはスーパータックで走っている人と同じくらい怖いし「超危険!」だと思いますよ。

タイトルとURLをコピーしました