インターネット通販全盛の今、自転車業界は何で稼いでいるんだろう??

コリマSを購入以来の初整備に出してみた

コリマSを購入以来の初整備に出してみた

自転車はパーツもフレームもすべて消耗品(!) という信念(?)にもとづき、徹底的に使い潰しているborikoです、こんばんみ(;´・ω・) ロードバイクを始めて丸4年になりますが、この度、初めてホイールのメンテナンスをしていただきました。

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購入から2年経ったコリマを整備してもらった

2015年に購入したCORIMA 47mm“S”。海外通販で買って以来、一度も整備に出したことがないこのホイールを遂に整備していただきました(;゚Д゚)

2年間、履き潰したコリマS

丸2年履き潰したコリマS

丸2年履き潰したコリマS

海外通販で買ったものを整備することなくそのまま使っていたことに、まず自分自身で驚きます(-_-;) 素人目では、まったく問題ないように見えてもので・・・(;^_^A

2015年8月に購入して以来なので、丸2年。距離にして、う~ん、どれくらいだろう?? 1万5000km以上は走ったかしらん(;゚Д゚) よくもまぁ、ここまで使い込んだもんだわい。コリマが頑丈でホント良かった(;´Д`)

■コリマSインプレ
コリマのホイールを評価する! CORIMA 47mm “S”ファーストインプレ

初めてのホイール振れ取りと点検

コリマSを振れ取りに出してみた

コリマSを振れ取りに出してみた

そんなコリマSを、何を思い立ったか、初めての振れ取り&メンテナンスに出すことに。こんな状態で整備をお願いするショップに申し訳ないと思いつつ、他に頼る術もなくお願いしたのであります(;´Д`)

ホイールのメンテナンス料に驚く

ホイールの状態を見てもらった結果、案の定、結構触れていた模様。ハブは大丈夫なものの、後輪がヤバかったそうであります。

振れ取り、2,000円以下!?

ホイールのメンテが前後で2,000円以下ですと!?

ホイールのメンテが前後で2,000円以下ですと!?

初めての振れ取りだし、どれくらい料金がかかるのか分からぬ。ましてや整備不良のホイールだし、交換部品とか出てくるかもしれない。万が一のことを考えて、諭吉5枚くらい、それ以上になったらカードにしようと思っていたのでありますが・・・。

整備後のお値段にビックリ。なんと前後輪で2,000円以下ですと(;゚Д゚)

自転車業界の相場感覚が分からぬ

ワタクシ、前後輪のメンテで少なくとも1万は覚悟していたのですが、まさかその1/5とは・・・。当初の想定からすると1/20でござる。ホイールのメンテが簡単な作業なのか、まったく不明ですが、これは何とも・・・。いや、リーズナブルなのはとても有難いのでありますけど(;´Д`)

自転車業界は何で儲けているんだろう??

自転車の整備がまったくできない自分からすると、振れ取りにしてもオーバーホールにしても、物凄い技術が必要だと思うであります。

メンテナンスはサービスなのか?

メンテナンスはサービスなのか?

メンテナンスはサービスなのか?

メンテナンスのように人の力を要する仕事って、個人やショップのスキルがモノを言う世界ですから、値付けが店ごとにバラバラなのは分かります。しかし、それにしても・・・それにしても自転車の整備ってあまり高く評価されてない???

物販で稼ぐ時代は終わりでは・・・

グーグル翻訳のようなマシーンが最大の商売敵なワタクシからしますと、右から左へ流して利益を得るような時代は、とうの昔に終わったのでは、と思います。求められているのは(訳が正しいのは大前提として)翻訳家個人のスキルや誠実さ、値段・納期の早さ、要は作業する人の技術と人柄であって、一つ一つの単語の意味ではありません。

これを自転車業界の文脈に強引に当てはめますと、ホイールにしろコンポーネントにしろ、はたまたフレームそのものは、正直どこで買っても同じ。翻訳で言えば機械的に出てくる単語と同じです。お金にうるさい消費者はそりゃぁ安いほうに流れるというもの。

じゃぁ、どこでどう差別かできるかというと、ショップなり技術者の腕と人柄ですし、正直、それしか勝負するものってないと思うのです。僕がスピードや物量、値段(機械翻訳は無料で使える)で絶対グーグル翻訳に勝てないように、自転車業界(のショップ)も(どこでも買えるような)物販ではインターネットの倉庫に勝てません。

しかし、単語を並べただけでは日本語にならないように、さらに美しい日本語にならないように、パーツだけあっても(それがどんなに良いパーツであっても)良い自転車は組み上がりません。上手に組み立てる人がいてこその、だと思うのです。何が言いたいかと申しますと、スキルを要するメンテナンスはもっと評価されるべき! じゃったら通販やガイツーやめて日本経済に貢献せぇ、となりますが、正直、通販の圧倒的便利さがこれだけ浸透した今、ポイントオブノーリターンは遥か前に過ぎ去ったのであります(-。-;

値付けは難しい(-_-;)

とは言いつつも、メンテ代が高騰すると、それはそれで自転車の間口を狭めそう。難しい、難しいでござるな、値付けって(;´Д`)

「技術」「人」はもっと評価されていい

コリマのハブがピカピカ!

コリマのハブがピカピカ!

業界や取り扱う商品こそ違えど、やっぱり思うのは、人の手を介するモノ・コトは「その人の手」がもちょっと評価されてもいいのでは? ということ。とかく「サービス」として見なされがちなモノ・コトも人が介する以上、その人の人件費がかかっている訳で・・・。

しかし、「サービス費」「メンテ費」が高くなるとワタクシのような貧乏人にはツラいし・・・。むむむ、難しい、難しいですな、適切な技術料というのは(;´Д`) でも、もちょっと、もちょっと「技術」や「人」は評価されてもいいかなぁ、と希望的観測的に思ったり・・・。

ワタクシ、自転車は新参者なのでよく分かりませんが、それこそ数十万、数百万もする自転車の整備が数千円、数万円(多くて5~6万)というのは驚く限り。じゃぁ適正なメンテの金額って何よ? というのは分かりませぬ(-_-;) 分かりませぬが、もちょっと技術と人は評価されていいし、その分をしっかりお支払いしたいかなぁ・・・。あ、ワタクシ、貧乏人だった(;^_^A

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この記事を書いた人

ロードバイク & マウンテンバイク ブロガー

海外の最新ロードバイク&マウンテンバイク情報や、関東地方を中心に日本全国、ときたま海外をサイクリングして自転車旅ならではのグルメや景色、楽しみ方を発信中。

JBCF(実業団自転車競技)やツールドおきなわ、ほか自転車イベントにも積極的に参加中! レース・イベントに体当たり取材しています。

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コメント

  1. boriko より:

    Qさん、ありがとうございます!

    ありゃ、自動車整備のモデルが参考になるかなと漠然と思っていたですが、そうでもないんですね(;´Д`)
    むむむ、技術/人間に対する評価って世知辛くも厳しいですな(´・ω・`)
    こんな状況だとホント先細りしちゃいますよねぇ。。。

  2. Q より:

    技術作業者を下に見ている今の日本じゃ適正な作業工賃を払ってもらうのは難しいでしょうね。
    昔みたいに自転車が高級品扱いなら話は別なのでしょうが(1975年で軽快車が4万前後、大卒初任給が8万前後です)、ママチャリが1万未満~2万以下で買える現状では消費者は修理点検に金を出す気は無いって事です。
    小規模個人店舗は身内だけでやるしかなく従業員雇も商品在庫も持てないですね。

    ちなみに自動車整備も適正な作業工賃はもらえていません。
    現在時間工賃で8千~1万2千円あたりですがコレ通りに貰っても儲けは出にくいですし、ユーザーがゴネて割り込むのが殆です。

  3. boriko より:

    匿名希望さん、ありがとうございます!

    仰るとおりですねぇ・・・。
    ただ、どんなモノでも必ずしもショップが全部取り扱っている訳じゃないですし、
    そもそも、そうしょっちゅう欲しいモノがあるか、という問題もあったりして悩ましいところでございます。

    僕たち消費者は、もっと単純に技術に(もちょっと)お金払ってもいいんじゃないのかなぁと思った次第です。

    ワタクシ、キャニオン買ったりガイツー使いまくりの分際なので、まったく説得力ないですがwww

  4. 匿名希望 より:

    技術、人を評価するならぜひその店舗で買うことですね。海外通販のものばかりが売れるようになることで実店舗や代理店は確実に利益削られてるわけですから…店舗によって持ち込みお断りが多いのも納得です。

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