ロードバイクで東京から静岡市に来るならば、いつか行ってみたいと思うところがありませんか? う~ん、そんな場所、静岡市にあったかな・・・(-_-;)
いやいや、ありますありますw しかもいっぱい!!
その場所とは・・・宿場町(*´ω`*) 静岡と言えば東海道。東海道と言えば!!! 宿場町でありますよ(゚∀゚)! と言う訳で、せっかくロードバイクで静岡市に来たので、静岡の宿場町を走ってみることにしました。これがまた、なかなか良かったんだなぁ(* ´艸`)
静岡市の宿場町に行ってみよう!
YouTuberなスーツさんの動画でも取り上げられて脚光を浴びた五街道。その中でも最も栄えて交通量が盛んだった東海道は静岡県をズバーっと貫いています。
静岡市内には宿場町がいっぱい!
東海道は53次と言われ、53の宿場町があることで知られています。静岡市には、合併効果も相まって、ななんと6つも宿場町があるそうな。
しかも、このルート、だいたいロードバイクで東京から静岡まで来る間に通る道。こりゃぁぜひとも静岡市内の宿場町を巡ってみたいというものでありますよ(゚∀゚)!
↑のマップの赤い矢印が付いている場所が今回ご紹介する宿場町。蒲原宿と府中宿は・・・すみません、行くの忘れてしまいました(;´Д`) ※蒲原は素通りしてしまった。
激坂の宝庫・由比宿とたいやきの興津宿
静岡市内の宿場町を巡る旅は由比からスタート。いきなり蒲原宿をすっ飛ばしてしまい、大変申し訳ございません。蒲原は食品工場が多くあるイメージ・・・今度行かねば(-_-;)
由比宿と言えば激坂の宝庫
まずは由比宿なんですが、ここがまぁ素晴らしい。何が素晴らしいって、激坂の宝庫(〃艸〃)ムフッ
特に浜石岳は界隈で非常に有名なヒルクライムスポット(⇒参考記事)。伊豆半島(東伊豆)の激坂スポットよりはやや緩いものの、ふじあざみラインよりキツく、さらに距離もそこそこ。静岡ローディーは浜石岳で鍛えられているんですな!?
浜石岳のほかにも、距離はほんの数百メートルながら、入り口が超激坂な薩埵峠があるのも、ここ由比宿(⇒参考記事)。ローディーが目指すべき静岡市内の宿場町ナンバーワンはここかもしれません。
興津はたい焼き(とスイーツ)の宿場町
由比宿で激坂を堪能したら・・・ちょっと待って、由比宿には食事スポットもいっぱいあります。桜エビを楽しめるお店があるし、漁港もあるし、何より古い街並みが超素敵(⇒参考記事)。
激坂とグルメ(主食)を楽しめるのが由比宿ならば、食後のデザートが盛りだくさんなのが興津宿。街並みは広々とした幹線道路で「宿場町」と言われて「あぁそうなんだ」と気付くくらいの名残ですが、さすが往年の宿場町だけあって美味しいものがいっぱい。
興津と言えばたい焼きが一番に思い浮かびます(⇒参考記事)が、もちろんそれだけではありません。和菓子も美味しいものがいっぱいで、ブログ読者の方に教えていただいた「うしほ屋菓子店」の生どらは美味しかったなぁ(⇒参考記事)
江尻宿には何があるの?
興津宿を過ぎると、次に向かうは江尻宿。清水駅の商店街から続いたところにある宿場町で、今はほぼThe商店街という佇まいですな。
江尻宿も面白そうなお店がいっぱい
江尻宿の入り口には、地元で超有名(?)な「フルーツ専門店タケダ」があります。このお店の名物はフルーツジュース! 1杯200円くらいだったかな!? 超リーズナブルでのど越しスッキリ・ゴクゴク飲み干せるジュースを楽しめます(⇒参考記事)。
江尻宿は宿場町というよりは、古き良き商店街という感じ。アーケードが時代の積み重なりを感じさせてくれます。
ちなみに、この江尻宿の端っこにあるのが前回訪れた甘静舎(⇒参考記事)。江尻宿には他にもクラフトビール屋さんやクラシックな飲食店・飲み屋が点在していて、夕方とか夜に来たい場所でありますな(*´ω`*)
丸子(まりこ)宿には何があるの?
続いての宿場町は府中宿・・・なんですが、ここも豪快にスキップ(;´Д`) 静岡駅の超繁華街がそれ(府中宿)なのかな!? 今度行く機会があったら調べ直しまふ。。。
丸子宿と言えば丁子屋(ちょうじや)
府中宿をすっ飛ばして向かったのは丸子宿。ここは今まで通ってきた宿場町と比べて、えらい小さいでありますな。Wikiによると「東海道中でもっとも小さい宿場」だそう。
街のサイズに関係なく、絵や詩歌の題材になることは多かったらしく、歌川広重の「東海道五十三次」はもちろん、松尾芭蕉の俳句や十返舎一九の「東海道中膝栗毛」にも登場しております。
丸子宿には丁子屋(ちょうじや)というとろろ汁で有名なお店がありまして、これが江戸時代の昔から大人気。ちなみに、この丁子屋、今もしっかり現役バリバリで営業しております。今回、僕らは寄らなかったけど、ぜひぜひ江戸時代から続く味のインプレを教えてくださいませ(⇒お店のリンク)
宇津ノ谷峠を越えて
静岡市内の宿場町は丸子宿が西の端。でも、その先に、おやおや、まだ素敵な街並みが続いているようですぞ!?
宇津ノ谷峠が(も)素敵だ
丸子宿を出て西に進むと国道1号線に吸収され、さらに進むと宇津ノ谷峠に行く手を阻まれます。この宇津ノ谷峠を越えるルートは4つありまして(徒歩は除く)、そのどれもがトンネル。しかも、明治・大正・昭和・平成という4つの時代にそれぞれ作られたトンネルだそう。
「昭和のトンネル(上り車線)」と「平成のトンネル(下り車線)」は国道1号線として使われていて、自転車の通行は禁止されています(⇒出典)。※歩道はあります。
なので、迂回路として「明治のトンネル」もしくは「大正のトンネル」を使う必要があります。
ところがどっこい、2024年7月17日現在、「明治のトンネル」「大正のトンネル(県道208号線/藤枝静岡線)どちらも通行止め(◎_◎;)
国道150号線は自転車通行禁止だし、海沿いの大崩海岸線(県道416号線/静岡焼津線)は崩落で通行止め(⇒出典)、あれあれ、静岡から西方面、自転車で抜けられないじゃんw
詳細は下記リンクをご確認くださいませ。
■宇津ノ谷隧道 通行止め情報(2024年7月17日時点)
- 明治のトンネル:藤枝市HP(7月下旬まで)
- 大正のトンネル(県道208号線/藤枝静岡線):静岡県道路通行規制情報提供システム(2025/03/31 00:00まで)
という訳で、駆け足で静岡市内の宿場町をロードバイクで走り抜けてみました。普段はペダルを漕ぐことに一生懸命で素通りしてしまっていて、自分が来た道に歴史が積み重なっているのを忘れるところでありました。たまには歴史を感じるサイクリングをゆっくり楽しんでみるのも良いかもしれないでありますな(*´ω`*)
以上、激坂もグルメも歴史も盛りだくさん! 静岡市内の宿場町をロードバイクで走ってみた!なお話でした。
コメント
ぢぷしーさん、ありがとうございます。
大崩海岸、コロナもあって久しく行ってないですが、海にせり出た橋が凄かったです!
あそこが通れないと静岡から焼津に自転車で行く選択肢が極端に少なってしまいますね。
※井川のほうに遠回りするの、めっちゃ大変ですし。
改めて、静岡市が山に囲まれているのを実感しました。またお邪魔しますね~
静岡ネタありがとうございます。とってもホッコリと拝読させて頂きました。150線バイパスが通行禁止になっていたのは知りませんでしたが、あそこは道幅狭いのに大型トラック多いので安全対策として当然かもしれません。1号線バイパスは125cc以下のバイク含めて開設当初から禁止ですね。ですので旧国1である381号を通って頂ければ超えられます。明治トンネルは旧々国1、すなわち東海道ですね。崩落で通行止めのようですが、あそこはサイコーの萌えスポットなので開通後は是非リベンジを。個人的にはあの中でバーを開いてもらったら、もうオヤジ瞬殺モノだと思ってます。
borikoさんなら過去に行かれている気がしますが、大崩海岸も最大の絶壁絶景スポットが台風の傷跡から復旧できずに閉鎖されてトンネル化されてしまいました。それを差し引いても屈指の絶景ルートである事は間違いありません。
旧清水市の界隈はシャッター街と化していると聞きますが、一周回って萌えスポットになるように昔の面影を是非に残してもらいたいと思います。って事でやっぱり田舎者には田舎はイナカであって欲しいとひたすら願うのでありました!!